ハレサレポート

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歓迎されないレベル上限解放

レベル上限108解放

もう目前に迫ったバージョン4.4大型アップデートでは、108までのレベル上限の解放があります。

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あまり歓迎されてない

なんですが、レベル上限解放にはけっこう反対意見が多く、評判があまり良くないです。

提案広場にもいくつかありますね。


解放すると引退が増える

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なんで前倒ししたの?

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全職96スタートにしませんか?

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レベル上げというコンテンツ

なぜ歓迎されないのか?といえば、レベル上げをしたくないからでしょう。

ではなぜレベル上げをしたくないか?と考えると、それはレベル上げがつまらないからでしょう。

レベル上げというのはRPGにおける中心要素なわけなんですが、それが「つまらないもの」になってきてしまっているようです。
私もそれは無理もないなと思っています。

なぜつまらないのか

原因はなんだろうかと考えてみれば。

大して変わらない

まず一番大きいのは、レベルを上げたからといって何ができるようになるわけでもないということです。

最近ではレベルを上げることで、今まで出来なかった新しい何かをできるようになる!というような楽しみはあんまりありません。体感できない程度にパラメータが上がるだけです。

それなのに、レベルという数字は他人からはっきり見えるので野良では選別の指標になりますし、上げていないと引け目を感じることにもなります。

レベル上げが楽しいのは、その先に今までなかった新しい可能性を期待できるからですが、これなしでは義務的に単調作業を強いられるだけという感覚になるでしょう。

キャラクターの成長というものを極力抑えるというのが今の開発のやり方ですから、レベルという額面の数字は変化しても何かが新たにできるようになるということも少ないんですね。だから義務感だけが募るということじゃないかなと思います。

中身が旧態依然

レベル上げの中身にも問題がありそうです。

効率の良いレベル上げというものが、バージョン1や2の時代からまったく進歩していません。

メタキンコイン、雑魚モンスター連戦、試練の門、あたりが定番でしょうか。
あとは日課や週課討伐ですが、これらも含めてあまりにも旧態依然。

何年も前から、新コンテンツは作られても多くは本筋の育成とは独立したミニゲーム的なものか、一度やって終わる取り切り報酬のものでした。
RPGの本筋と言えるレベル上げなどの育成でやることは、はるか昔に作られたコンテンツにずっと頼りっきりで進歩がありません。

プレイヤーが実際に多くの時間を費やすのがこれらなのですから、ここが新陳代謝しないのは悪影響がありそうです。
コンテンツ単位での遊びの面白さに囚われ過ぎて、ゲーム全体を支える遊びの構造を軽視してきたように思えます。

コンテンツがアクション化

近年のコンテンツではアクション要素が強まっています。
常闇の聖戦の頃からもそういう感じでしたが、聖守護者の闘戦記ではそれがさらに極端になってきました。

キャラクターの成長というものではほとんど差がでないようにしてきたので、その部分ではゲームになりにくくなくなってきたからです。

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昔、開発・運営だより7号でドラクエ10における成長というものについて語られたことがあります。

ゲームにおける「成長」とは、「キャラのパラメータ的な成長」と「プレイヤーの技術的な成長」があり、その両方が重なって実感できるものです。

これはドラゴンクエストXでも変わりませんが、それぞれをどの程度重視するかはゲームによって異なり、ドラゴンクエストシリーズは前提として「多くの人が遊べること」を優先したいと考えます。

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「プレイヤーの技術的な成長」を重視するゲームも面白いのですが、どうしてもできる人とできない人に分かれてしまうため、そちら側ではなく「キャラのパラメータ的な成長」、すなわち「時間を費やせば強くなれる」ことを重視した成長システムであるべきだと考えています。

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ここで、藤澤元Dは、プレイヤーの技術よりもキャラクターのパラメータ的な成長を重視すると言っています。
時間を費やしさえすればいいの部分については私は異論がありますが、大筋では賛成の意見です。

このような方針は今は失われてしまったようです。
大多数の普通の人というのはたいして上手くありませんし、いくら頑張ろうが限界があります。下手な人は何をしても下手です。
技術を競うゲームよりも、だれでも活躍できる(という希望を持てる)ゲームというのがドラクエ10の持ち味だったように思います。

このようにキャラクターの成長というもの自体の重要性が低下しているというのも、レベル上げに楽しみが見出しにくい原因のひとつでしょう。

成長は手段。目標が欲しい。

レベル上げというのは、それ自体を「目的」にしたら大して面白くもありません。

なにか目標があり、それに向かっていくための「手段」であってこそ、レベル上げやその他諸々の成長には魅力があるはずです。

成長の効果が実感しやすい、良い目標を増やしてほしいと思っています。